全課程の序章として、本章は呂祖(呂洞賓)『太乙金华宗旨』の核となる権威性を確立することを目的とする。いわゆる「金华」とは、人間の先天的な真炁と光の集合体であり、内丹錬金術が追求する究極の結晶である。
核心口诀:逍遥诀
「玉清は逍遥訣を遺し、四字は凝神して炁穴に入る。六月に俄かに白雪の舞うを見、三更にまた日輪の赫々たるを見る。」
- 凝神入炁穴:これは内丹術の技術的入口である。拡散した意識(神)を生命のエネルギー源(炁)へと再び注ぎ込み、エネルギーの閉ループを構築する。
- 逆エントロピーの比喩:「六月の飛雪」は、極陽の躁動の中で得られる清凉な定力を象徴し、「三更の日輪」は、極陰の暗黒の中で灯される真陽の光を象徴する。
- 十年の工夫:呂祖は「我が此の一語は、すなわち十年の工夫なり」と明かし、この一見単純な四字が、苦修を超えた至簡の真理であることを暗示している。
錬金術的視点
これは気象学的な記述ではなく、内証による感覚である。修行者が「水火既済」を実現すると、身体内部の時空間感覚にずれが生じ、物理的自然法則に反する心理的気候現象が生じる。これは「自性」の覚醒を示すものである。